きぬぼしブログ
Kinuboshi Blog

2021年10月

口臭について

こんにちは!

愛媛県 今治市 衣干町のきぬぼし歯科の重松です。

今回は口臭についてです。

口臭の原因の90%はお口の中にあるため、お口の中をキレイにできれば口臭はほぼ抑えることができます。
口臭は大きく3つに分けられます。
○口臭の種類
①生理的口臭
朝起きた時、空腹時、緊張している時は唾液の分泌が減少して、お口の中の細菌の量が増えるため口臭がつよくなります。
お口の中がネバネバして喉の渇いた状態です。
時間とともに口臭は減少するので、問題ありません。
②外因的口臭
ニンニク、ニラ、ネギなどの臭いの強い食べ物、アルコールや喫煙により一旦体内に取り込まれた臭いの元になる成分が、胃の中で消化され血液を介して全身に循環し肺を経由して体外に吐き出されます。
時間と共に口臭は減少するため、問題ありません。
③病的口臭
これが問題となる、病気によって発生する口臭です。
口臭治療の対象となります。
○口臭の原因となるお口の病気
①歯周病
歯周病は歯周病原菌が歯を支えている骨を溶かせる病気です。
この歯周病原菌が口臭の原因となります。
歯ブラシでは取れない歯石の中に住み着いているので歯医者さんで治療してもらう必要があります。
②むし歯
小さなむし歯では原因にはなりませんが、大きなむし歯になると神経などが腐り臭いの原因となります。
③舌苔
舌の表面に付着する白い苔のような汚れを舌苔と呼びます。
うがいだけでは取れませんので、専用のブラシや歯ブラシを使って優しくとってあげる必要があります。
④唾液が少ない
唾液には汚れを洗い流したり、抗菌したりする機能があります。
その唾液量が少なくなるとお口の中の菌が増えやすく口臭の原因となります。
加齢とともに唾液の分泌は少なくなりますが、薬の副作用、ストレス、喫煙、糖尿病などの全身疾患なども原因となります。
生理的口臭により1日の中でも変動しますが、ゼロ(無臭)になることはありません。
よってあまり神経質になる必要はなく、他人を不快にさせるような強い臭いが出ないように気をつければ良いのです。
では、その対処法について歯科医院での口臭ケアとお家での口臭ケアに分けて説明します。
○歯科医院での口臭ケア
・歯石除去やPMTC
・ブラッシング指導
・歯周病やむし歯の治療
・定期的な歯科検診
○お家での口臭ケア
・歯ブラシ、フロス、歯間ブラシでの日々のブラッシング
・舌苔の清掃
・よく噛んで食べる
・ストレスを溜めない
・規則正しい生活を送る

 

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